豊島区大塚のインプラント・矯正・審美歯科・歯周病専門医の仙田歯科医院、院長仙田です。
歯周病、インプラント、審美歯科、矯正など様々な学会に所属しております(経歴をご参照下さい)が、最近気になる学会を知る事となり、学会誌を頂戴し勉強させていただきました。写真は「バイオインテグレーション学会」という新しいインプラントの学会が発行する「バイオインテグレーション学会誌」創刊号です。
少々細かい話ですが、インプラントの骨との接合様式には(1)オッセオインテグレーション、(2)バイオインテグレーションが存在し、それぞれ
(1)オッセオインテグレーション:チタンインプラントが顎骨内に埋植された後、インプラント周囲に形成された骨組織とチタン合金とが結合組織を介さないで安定的に近接して接触している状態
(2)バイオインテグレーション:HA(ハイドロキシアパタイト)コーティングインプラントが顎骨内に埋植された時、HA周囲に形成される新生骨とHAが、あるいは新生骨とHA表面に析出する石灰化物(へミデスモゾームス:接着装置)が直接化学的(生化学的)に結合している様式
とそれぞれ定義付けされています。
近接して接触しているか、直接生化学的に結合しているかの違いです。
臨床的な違いは有りませんが、定義を比べて見るとバイオの方がくっ付いてる感じしませんか?
私は好んでバイオインテグレーションを達成出来るHAコーティングインプラントを使うので、今後この学会に注目して行きたいと思います。ちなみに会長はかの「春日井昇平先生」です。目白バイオインプラントセンターの田中先生も要チェック!ですね。
学会誌を下さったフォーユーメディカルの廣田社長有り難うございました。大変勉強になりました!